マストは整形後、エバデュバァによりエポキシコーティングされ、インタープロテクト塗布後、サンディングをしてウレタンの塗装をします。
マストはかなり動きますので、パテは使用していません。
マストと同時にキールも塗装しました。
金物をマストに取り付けます。マスト下端部分です。
マストが立てられました。 トップには全周灯と風見が付けられます。
アッパーと後ろロアーのリギンですから、スプレッダーは少し後ろにスイングしています。
両色灯もマストに取り付けられます。 一般にはバウに取り付けられているのが多いですが、スプレーにさらされ、海面に対して低いので荒天時には波間に隠れて他船からは見難いのです。 このマスト中間に取り付けるのが1番良いと思います。
マストの両側にハリヤード用のウインチが取り付けられます。
マストは固定で止めるのではなく、溝に入るようにして、前後に動かないためのボルトを入れてあるだけです。
全周灯と両色灯の配線はマスト横から船内へ入れられます。
スプレッダー横にレーダーリフテクターを取り付けました。
ファーラーはプロファールを使用しました。 小さく軽くて、ハリヤードはロッドの中に戻ってきて、そのままファーラー巻取りシートになります。 初めて使ってみましたが、大変使いやすく、軽くてなかなかグッドです。
ジブセールは120%のファーリングジブです。 WOODYセールになって10艇目ぐらいになります。
マホガニーニス塗装のブームを取り付けました。
メインシートは動きをスムーズにするため、シングルブロックで離して1/4テークルにしてあります。
大きな艇ではブームも重たいので、Wブロックなどを使うのですが、軽いMARVELには微風でもスムーズにブームがサイドへ出るようにわざわざ別になるように作っています。
ブームの横にリーフ用とアウトホールが両サイドにリードされます。
最後にブームバングを取り付けます。 これから建造されるWOODYヨットはこのマホガニーブームに成っていきます。
確かにこのニス塗装のマホガニーブームは思わず手を触れたくなります。
スタックパックセールのお陰で、上からの紫外線が無いので、私もお勧めの一品です。
メインセールを取り付けられたブーム全体です。
リーフラインは1ポンのみに成っています。
勿論WOODY艇は2シートリーフ方式ですから、マストの部分ではリングでは無く、セールにブロックが取り付けられ、強風時でも悠々とリーフが出来ます。
トラブルの多いメインファーラーよりはるかに優れた方式と私個人的には思っています。
ブーム後端は両サイドにチークブロックでリーフラインとアウトホールのシートを取り付け、セール後端はベルトで補強しています。
サイドのチェーンプレートはキャビンに取り付けられることで、デッキの幅を狭くしていても邪魔にならず、スムーズにコクピットからフォアへ移動できます。