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WOODY MARVEL 67 モーターセーラー 3号艇

反転していた艇を正立させ、チャイン材などにはみ出しているエポキシを清掃します。

キールやチャイン材の外板との間にRにエポキシパテでフィレットと言う加工をしていきます。

バウステムの所は狭くて、複雑ですが、しっかりと加工していきます。  ステンレスの板は第2チャインの取り付け補強材です。

従来は外板合板をスカーフにして継ぐのが常識でしたが、MARVELは突き合わせで、裏に接続用の補強材を入れることで、工期の短縮と強度低下を押さえています。

従来はやってはいけないと言われていた工法なのですが、接着剤の強度アップと、継ぐ箇所さえ間違えなければ、逆に強度は上がります。

キールの箇所とセンター外板は内側もダイニール加工によりさらに強度を上げています。  フレームはセンターに対して直角に取り付けるのではなく、ハルのRに合わせて取り付けています。 これにより各チャイン材と補強材との接続が密になり、強度が上がり、工期の短縮が出来ます。

又チャインとチャインの接続も前後に張り合わすことで、簡単に密着させることが可能になりました。

全てのフレーム材が終わりました。

Everdure エバデュア による船内エポキシコーティングを行います。

エバデュア10対エポキシシンナー10にして50%の希釈したエポキシで出来るだけ含浸させます。 2回目は30%、3回目は10%のシンナーを混ぜますが、4回目はシンナーを入れずに、エバデュア100%でエポキシの塗幕を作ります。

完全にエポキシウエストされた船内はマホガニーは赤黒くなり、フィンランドバーチは薄い茶色に成りました。

これでハルは完成です。

型が有ればこのハルの製作は、2人で僅か10日間の作業です。