ラダーは2本のパイプでカバーを作ります。
パイプトパイプの間には20mm幅の平板を挟み均一な幅にします、 ラダーは19mm厚で作っています。
がたつきを防ぐため、1本のズン棒で繋ぎます。
出来上がったラダーケースを仮にトランサムに取り付けます。
かなりの傾斜ラダーと言うことが判ります。
ティラー部分は非常に複雑です。
ラダーが垂直の平行なら簡単なのですが、両側とも傾斜してますので、ティラーをきると、全く反対の動きをするのです。
軸にはパイプを使うことで、軽くて強度のあるラダーになりますが、可動部分には動きをスムーズにするため、ジュラコンと言うプラスチックを挟み込みます。
ジュラコンは旋盤で削りがたつきが無く、尚かつ動きがスムーズになるように作ります。
この4本のパイプの上にティラー用コの型のティラー金物がかぶるように取り付けられます。
出来上がったラダー金物は酸洗いをします。
ティラー金物も仮取り付けし、左右のラダーケースと動きがスムーズか確認しました。
反対に傾斜しているラダーが同じ動きをしてくれ、大成功です。
なかなか感動ものでした。
塗装の完了したトランサムに取り付けました。
この後、ラダー板を差し込み長さの調整や、ストッパーの位置決めをし、後はラダー板が差し込まれるのを待つばかりです。