カーリン材は傾斜角1/5ですので勾配に合わせて削ってあります。デッキは逆に4,000Rの勾配がありますので、場所により削り角度が変わります。
内側から10cmピッチでカーリン材を止めています。
前部は3枚に分割され両側の窓は斜めになりますので立ち上がりの骨組みはその角度に合わせる為、微妙な調整が要ります。
真横には4,000Rですが斜めになっているため、現場合わせで施工します。
後部の柱はキャビンとコクピット間の仕切り板に固定しま、傾斜角を合わせます。
中間の柱は幅のある板にしてあります。
受ける面積を広く取り、よりデッキの強度を上げます。
仮のビームを入れて高さを決定します。
WOODY MARVELはWOODY ACTIVE SALONのようにキャビンデッキ高は変更せずに、床の高さを変えることにより、キャビン高を決定します。
この1号艇は最大の1,900mmのキャビン高をとっています。
私のように背の低い(1,620mm)者には少しキャビンが高すぎます。
オーナーさんは1,800mmですから、丁度良い高さでWOODYヨットは全てオーナーさんに合わせて建造されます。
船体が決められているFRPヨットとの大きな違いで、「ヨットに人が合わせるのではなく、ヨットを人に合わせる。」事が本来のマイヨットだと思います。
簡単に買い換えが出来る物ではありませんから、とてもこの環境は大切です。
キャビンがない状態のMARVELはまるでディンギーのようです。