チョコレートのような色をしているのは、マイクロバルーン*1の色です。
*1マイクロバルーンは見た目には粉なのですが、ミクロの球体になっていると言うことです。マイクロバルーンだけで粘性を上げると接着力の低下をおこしますので、アエロジルと言う白い粉を入れることで、粘性が一気に増します。
このパテで殆ど仕上げてしまうと、塗装面でも仕上げが楽になります。
サンディングはエアーツールの機械を使います。
ランダムサンダと言い、回転と回転軸が円を描くので効率は良く、傷もつきにくい特徴があります。
エポキシパテの半分は研磨により落としてしまいますので、実際には下地が透けて見えるところもたくさん有ります。これで殆ど整形が終わっています。
船底部分は綺麗にサンディング仕上げをして、インタープロテクトで仕上げます。
インタープロテクトはインターの商品でアンダーコートでもあり、エポキシ接着剤のままでは塗装は出来ません。
船底はこの上から船底塗料で塗装をします。
ハルの船底より上の部分はウレタン仕上げ塗装ですので、さらにこの上にポリパテで整形していきます。
ポリパテも下地用と仕上げ用、夏季冬季と色々とあり、うまく使い分けて仕上げをしていきます。
全体にパテの打込が終わったら、研磨、仕上げパテ、研磨、を繰り返して、でこぼこやキズの無い面に仕上げます。